- 書いてくれた方★
- 30代(女性) / ペット種類:柴犬
投稿内容
以前、実家で柴犬を家の中で飼っていました。
子犬の頃からともに暮らしていたので、まるで本当の妹のように大事に可愛がっていました。
そんな柴犬が、一度だけ脱走騒ぎを起こしたことがあります。
その日、庭の植木の剪定をするために、馴染みの庭師さんがやってきて作業をしていました。
そのせいで、家の中も外もなんとなくバタバタした慌ただしい雰囲気がただよっていました。
それにつられたのか柴犬も落ち着かない様子で家の中をウロウロとしていたのを覚えています。
庭師さんのせいなのか、家族のせいなのか、今でもよくわかりませんが、とにかくどうしたことかいつもは閉じているはずの家の窓と庭の門が開いてしまっていたのです。
気が付いた時には、柴犬はすでに門から出て家の前の道路に立っていました。
散歩の時にリードをつけて外に出たことはあっても、そんな風に一匹でリードも無しの状態で外に出たことはなかったのです。
その姿にびっくりしてしまった家族が思わず大声で柴犬の名前を呼んでしまったのが間違いでした。
大きな声で叫ばれるようにして呼ばれた柴犬は、びっくりしたのか興奮状態に陥り、ものすごい勢いで道路を走って行ってしまったのでした。
失敗だったと思うのが、その時柴犬は首輪をしていなかったことです。
その代わりに、赤いバンダナを首に巻いていました。
家族総出で柴犬を必死で探し回りました。
その時に幸いだったのが、赤いバンダナが目印になったことです。
「赤いバンダナの犬を見かけなかったか」という問いに、「見た」と教えてくれる人が何人もいたのです。
おまけに、親切な小学生の男の子たちが一緒になって捜し歩いてくれました。
「赤いバンダナの犬があっちに歩いて行った」という話をもとに、結局夜の8時ごろに柴犬を見つけ出すことができたのでした。
この時心の底から実感したのが、常に住所や名前などを書いた首輪をつけていようということ、そして家の窓や扉などの戸締りを家族全員で徹底するということでした。
その日のうちに見つかったから良かったけれど、捜索が長引いた場合、連絡先が書かれた首輪があるとなしとでは大きく結果が違ったと思います。
ちなみに、その後ももちろん、赤いバンダナはトレードマークとして首に巻き続けたのでした。
体験談の投稿ありがとうございましたm(_ _)m。
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