妻の母が亡くなりおよそ半年。
妻から「やっぱり寂しい。犬を飼いたい」と、言われ衝動的に買ったのがはじまりでした。
ですが、すぐに我が家の一員になりましたね。
初めはわからんちんでアチコチにマーキングしたり、ティッシュを見ると全部引っ張り出したり…
でも、家族みんな コラッ って言いながら笑ってましたね。
背骨の手術をしなければならない時にお姉ちゃんが、
「必要ならいくらでも出すよ。」と、君が来た時中学生だったのに立派に社会人になってました。
弟も車で検診に連れて行ってくれたりと、二人の成長を見守ってくれてましたね。
君は強い子でした。
階段からスライディングして滑り落ちてもケガがなく、背骨の手術後しばらく両足が動かないのにすり寄って来てくれました。
喉に腫瘍が出来てるかもしれないと言われた時や、脳出血を起こした時はもうダメかと過ぎりましたが、がんばって復活してくれましたね。
肝臓にも腫瘍が出来てはいたものの無事に過ごせて来れました。
昨年末、年を越せないだろうと言われながら、17歳の誕生日を2月に迎えられましたね。
うれしかった。
8月になり急に体力が衰えはじめ、動くのもままならなくなり、食欲も落ち始め「今月持たないかも」と、お医者さんに言われても、きっと大丈夫と思ってました。
8月29日、妻が検診に連れていき、迎えに娘も行きました。
妻と娘が帰り道、娘の腕の中で気持ちよさそうに君が風に当たっていたと教えてくれました。
君にとって最期の至福の時だったんでしょうね。
それからわずか1時間くらいでお別れになるとは思いませんでした。
君は我が家に来て幸せだったのかな?
僕達は君がうちに来てくれて本当に幸せでした。
本当にありがとう。
ゆっくり休んでください。
男性
50代