- 書いてくれた方★
- 40代(女性) / ペット種類:マルチーズ
投稿内容
以前飼っていたマルチーズのチャッピーちゃん。
4か月の時に地域のペットショップで購入し、家族の仲間入りをしました。
子犬の頃よく乾いたような咳をするので気になって獣医さんに診てもらったところ、心臓に先天的な疾患があるとのこと。
特別な治療は必要ないけど、体が弱いということだけ覚えておくように言われました。
ショック。
それでも、家族の一員としてやってきたかわいい子です。
大事に大事に育てました。
急に走ったりすると咳が出てしまいましたが、お散歩だって、遊びだって普通にできました。
強いて言えば食が細く、食べ物にあまり興味を示さなかったことが病気持ちなんだ、と実感させられる特徴でした。
そんな、チャッピーちゃん、13歳になるとかなり体調が悪くなってきました。
そろそろお別れになるのかと、その瞬間を想像するとそれは恐ろしい気持ちになったものです。
咳が止まらず、一日のほとんどを寝て過ごすようになりました。
ある春の暖かい日のことです。
外の空気を吸わせてあげようと思い、抱っこで表に出て、縁側に腰かけました。
チャッピーちゃんは私の膝の上で、丸くなって気持ちよさそう。
その時、だんだん息が弱くなり、目もうつろにゆっくり閉じてきたのです。
はい。
まさしくその瞬間でした。
あ、死んじゃう!と焦りました。
急いで獣医さんの所へ駆けつけると、集中治療のため入院が必要と言われました。
翌日お見舞いに行くと、やつれて生気のないチャッピーちゃんが、とても悲しそうにしていました。
その姿は今思ってもつらいです。
入院してから毎日面会に行っていましたが、5日目、とうとう息を引き取ったと獣医さんから電話が入りました。
あんな姿で、さみしくて人気のない治療室で一人で旅立たなければならなかったチャッピーちゃんがかわいそうで、涙か止まりませんでした。
あの時、縁台で、私の膝の上で死なせてあげられなかったこと、本当に後悔しています。
当時は、死んでほしくないという自分勝手な気持ちで行動してしまったのです。
チャッピーちゃんとしては、ママの腕の中であたかもお昼寝するようにお別れしたかったと思います。
もう会えないけど、13年間家族を幸せにしてくれてありがとう、と、あの時縁側でお別れしてあげなくってごめんね、と言いたいです。
体験談の投稿ありがとうございましたm(_ _)m。
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これを読まれて自分の飼っているペットちゃんとの絆をもっと深めたいと思った方は記念写真を撮ってはいかがでしょうか?