- 書いてくれた方★
- 20代(女性) / ペット種類:血統書付きのチンチラで、白い毛並みの猫でした。
投稿内容
出会いは小学生に上る前の頃、母方の叔母さんの家に遊びに行ったときにたまたまその猫を預かっており、初めて真っ白い猫を見て大変感動したのを覚えています。
血統書付きで真っ白な長い毛をふわふわと揺らしながらこちらを警戒していましたが、そんな事は知らぬ顔して猫を追いかけ回しました。
最初は逃げていた猫も私に慣れたのか抱っこまでさせてくれるくらい仲良くなり、この子を飼いたいと言って駄々をこね叔母さんを困らせましたが、数日後に相手の許可を貰い無事に飼うことができました。
名前をどうしようかと家族で決めかねていた時、当時私は某夢の国のアニメのキャラクターから貰い「ダイナ」と名付けました。
それからというもの、暇を見つけてはダイナの毛をブラッシングしたり、膝に乗せたり、時には追い回したりしていましたが、猫の寿命とは早いもので、ダイナは老いを感じさせるようになりました。
日中全く動かなかったり、動きも鈍かったりと心配しながらもお世話だけは欠かさず毎日ブラッシングをしていました。
そうして中学最後の年、全くと言ってもいい程動かなくなって少したった時の晩のことでした。
私がお風呂から出るといつもはいないダイナがそこにいました。
しきりに顔を足に絡ませながら鳴くダイナを、珍しいと名一杯撫でてあげました。
一通り満足して部屋に戻り就寝し、翌日目が覚めてベッドから起き上がると、床にダイナが横たわっていました。
優しくダイナを撫でると冷たくなっていました。
昨日のあれは、もしかしたら最期の挨拶だったのではないか、と思いながら三本辻のある場所へ埋めてあげました。
初めての猫、とても可愛い顔と鳴き声で擦り寄ってきてくれたダイナを、時には鬱陶しく思ったこともあります。
ですが、私にとっては妹のような、家族の一員であったことには変わりありません。
生きているうちにもっとたくさん「ありがとう」と言っておきたかったと思います。
私によく懐いていたダイナを、もっと撫でたり、遊んだりして感謝を伝えたかったです。
今ではもう、お墓の前でしか言えなくなってしまったこの言葉ですが、それでも心から感謝を述べています。
私の所にきてくれてありがとう、と。
体験談の投稿ありがとうございましたm(_ _)m。
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