- 書いてくれた方★
- 40代(男性) / ペット種類:甲斐犬 黒虎毛 メス9歳
投稿内容
福島県の猪苗代湖の近くの新居に引越してきて半年が経過した頃の失敗談or感動秘話です。
雪の降る初冬、いつもの野放し散歩を終えてから玄関先で遊ばせていましたが、用事を思い出し玄関扉を開けたまま家の中に入りました。
するといつの間にか「蓮ちゃん:甲斐犬・メス(当時9か月)」が家の中まで入って来ていました。
私はその時初めて床を足で踏んで大きな音を出しながら「こらぁ~」と大声を出して怒ってしまいました。
初めて怒鳴られた蓮ちゃんは、びっくりして飛び出して行ってしまいました。
その後1時間経っても3時間経っても帰って来ませんでした。
結局その日は帰ってきませんでした。
いつ帰って来てもいいように、犬小屋の扉を開けておいてご飯と水を用意しておきましたが、翌朝になっても帰っていませんでした。
まだ1歳未満で雪も降り始めていて、自分の匂いが積雪で消されてしまうと帰って来られなくなるかも、と心配しました。
とりあえず保健所に連絡を入れておいてから、車で周囲を探しに行きましたが、2日目も帰って来ませんでした。
3日目は自分でパソコンとプリンターを使って「迷い犬」のチラシを2000枚以上作り、町内に新聞と共に配ってもらうようにしました。
4日目も一日中車で探し回りましが見つかりませんでした。
5日目になり午前中はまた探し回り、そして午後には買い物に行き、帰って来るとずっと用意しておいたエサと水が無くなっていました。
「帰ってきたか?」と周りを確認すると確かに蓮ちゃんの足跡が雪の上に残っていました。
その足跡を辿って行くと家の裏のウッドデッキの下へ続いていました。
そこは飛び出して行ってからすぐに、一度覗き込んで声掛けしていましたが、もう一度呼んでみると、ガリガリに痩せた蓮ちゃんがフラフラと出て来ました。
「申し訳ない、ごめん」と身体をさすってやりました。
本人からしてみれば「家には上がるな」とも言われておらず、わけもわからず怒鳴られたわけで、私自身が悪かったと反省しました。
それと日本犬の自然適応力に感心させられました。
体験談の投稿ありがとうございましたm(_ _)m。
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