- 書いてくれた方★
- 40代(男性) / ペット種類:マルチーズ
投稿内容
ある日、一匹のマルチーズが玄関先のフードに座っていました。
ここら辺では見かけない犬でしたので、近所の方に聞いて回りましたがどなたもご存じないとの答えでした。
そのままにしておくわけにもいかず、とりあえず飼い主さんが迎えに来るまでと家で預かることにしました。
まだ1歳前後と思いましたが、しっかりとしつけもされており、マルチーズはうるさいというイメージをもっていましたが、吠えることもなくお利口な犬でした。
おしっこの時も私たちに訴えて、必ず家の外でするようにしつけられていました。
それから1か月が経過しましたが一向に飼い主が現れる気配もなく、名前もないままだとかわいそうだということで、迷子の「マイ」と名付けました。
それからというものすっかり私たちに懐き愛らしい姿を見せていてくれました。
私たちの家族は6人家族で特に父にはべったりという感じでした。
日中は祖母のそばにいつもいて、祖母の暇つぶしの役目をしていました。
それから10年の月日がたった年のことです。
その年は年始から、母が足を骨折し入院することになりました。
4月には祖母が突然倒れ手術入院をしました。
追い打ちをかけるように私まで入院をするという家族の半分が入院をするという異常事態となりました。
特に祖母は一時危篤となるような大病で、家族全員が落胆していました。
その時にも「マイ」が家族の癒しになってくれていました。
しかしその「マイ」が突然体調を崩したのです。
今まで一度も病院などにお世話になったこともない「マイ」が苦しそうにしているのです。
その頃です。
祖母が奇跡的に回復し退院することになったのです。
私も、母もすっかり元気になり家族全員が顔を合わせれるようになりました。
ところが、それから2週間後「マイ」は息を引き取りました。
すべての家族が揃うのを待っていたかのように天国に旅立っていったのです。
きっと「マイ」は全ての厄を持って自分が犠牲になって私たちを守ってくれんたんだと家族全員泣き明かしました。
結局最後まで飼い主さんは現れませんでした。
が、私は今でもきっと私たちのところに幸せを運んでくれるためにきてくれたんだと思っています。
「マイ」本当にありがとう。
体験談の投稿ありがとうございましたm(_ _)m。
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